来た、見た、勝った

ユリウス・カエサル
NakNakNakによるPixabayからの画像

「来た、見た、勝った(Veni, vidi, vici)」ヴェニ、ヴィディ、ヴィチ: ゼラの戦い

ローマ内戦において、カエサル率いるローマ軍がナイルの戦いでプトレマイオス朝のファラオのプトレマイオス13世らを破った後、小アジアに派遣していたグナエウス・ドミティウス・カルウィヌスがポントス王ファルナケス2世に敗北したという報せが届いた。
カエサルは6月にエジプトを発ち、途中シリアやキリキアの安定化に努めながらポントスに向かい、8月2日、ポントス西部のゼラでファルナケスと会戦した。戦闘は4時間程でカエサルが指揮するローマ軍の勝利に終わった。この時、ローマにいる腹心の1人ガイウス・マティウスに「来た、見た、勝った」と書いた手紙を送った。
カエサルの文体は、共にラテン文学の双璧とされるキケロとは対照的に、明瞭簡潔を特徴とするが、この「来た、見た、勝った」の三語は、その特徴をよく表すものである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ポントス王国ファルナケス2世が小アジアに侵攻してきた。

迎え撃つは、この地域を守備していたカエサルの副将格のグナエウス・ドミティウス・カルウィヌス。敗残兵を中核とした一個師団。(二個師団をエジプトのカエサルからの救援に応じて送っていた。)当然、守り切れずシリアに逃げ帰ることに。

カエサルはクレオパトラとともに長期休暇。ナイル川の源流を探す旅にでたり、暦の研究をしだしたりとエジプトを満喫する。

存分にエジプトを楽しんだ後、やっとカエサルがポントスにやって来る。

四時間ほどで撃破して、「来た、見た、勝った」となった。

本当に鮮やかな流れで勝利を手にし、これまた簡潔に「来た、見た、勝った」と一報を入れる。

この、「来た、見た、勝った」という言葉は、カエサルの文才と共に広がり、以降いろんなものに使われている。

でも、カエサルがこの場面で使うから良いのであって、それ以降の誰が使用してもどこか滑稽な感じがする。

でも、今回のポイントはそこではなく、この鮮やかな流れにある。

「アルマダ (Armada) の海戦」
プリモス市観光案内パネル
“The Hoe (meaning high place) …. and it was here in 1588 that Sir Francis Drake finished his game of bowls before setting out to defeat the Spanish Armada.” という説明書きがなされている。
(1588年にサー・フランシス・ドレークがスペイン艦隊を撃破すべく出撃する前にボーリングのゲームを終えたのは、このホーの丘においてである)。
ドレーク提督らはこのポーの丘の芝生でボーリングを楽しみながら、スペイン艦隊が現れるのを待ちかまえていたのである。

「真珠湾攻撃」
真珠湾作戦は山本五十六が軍令部の強い反対を押し切って実行に移した。
真珠湾攻撃の時、自らは瀬戸内海の安全な港で将棋を指しながら吉報を待った。

・・・何だろう。これは。

因みに第二次世界大戦での日本の死者数は310万人である。
その全てではないが、アメリカと戦うことによって出た死者数は、空襲、原爆を含め大半を占めるのではないだろうか。

そのきっかけになった、真珠湾攻撃。

その言い出しっぺが、当日、安全な場所で将棋を指しながら吉報を待つ。

山本五十六については、もっともっとあるのだが、話が逸れそうなので、今回はこの戦いに挑む前の余裕はどこからくるのだろうかということだ。

カエサルに関しては、当然、情報の重要性を熟知しているので、小アジアでの情勢も熟知していたことだろう。

しかし、敗残兵などの寄せ集め状態で、ただでさえ心もとない三個師団を任されるドミティウスから二個師団もエジプトに引き抜いているところを見ると、熟知していたとは思えない。

もしかしたら、それくらい取るに足らない相手であるということを知っていての行動だったのかもしれないが、エジプトでの騒動後もエジプトで遊んで過ごすのは理解に苦しむ。

カエサルは、鮮やかに勝ちまくるイメージがあるが、ボロ負け状態で、あとちょっとで全滅という首の皮一枚状態も経験している。

そんな彼が、この余裕なのだ。

「賽は投げられた」と同じく、あらかじめ決まっていたことをやっている人という視点で見ると、アルマダの海戦や真珠湾攻撃、そしてこのゼラの戦いもとてもしっくりくるのだ。

人の命がかかっている以上、「まさか」と思わなくもないが、
丘の上に陣取るカエサル軍に対して、駆け上がって攻撃を加えるファルナケス2世の判断は、やはりおかしい。

素人ですら、自軍の有利な状況での戦いを考えないだろうか。

「二百三高地」のように重要な拠点が丘の上にあったのであろうか。

カエサル軍に対して数では圧倒的に優位であったため、どうにかなると思ったのだろうか。

まぁ、実際はどうであったのかは過去のことなので分からないのですが、カエサルの一連の動きを見ると、非常に鮮やかなのだ。

あらかじめ、決まっていたことをやっているという説に対して、人の命がかかっているのに「まさか」と思うのはよくわかる。

でも、人の命がかかっている大事な局面で余裕をかます姿自体が「まさか」なのではないだろうか。

大企業の社長は、金持ちで何の心配事もないようなイメージを持っているかもしれないが、彼らは常にいつ倒産するか分からないという重責で、誰よりも緊張状態であるという話をきいたことがある。

従業員全員の生活がかかっているのだから当然だとも思う。

でも、上記のケースでは、「生活」ではなく、「命」なのだ。

この「余裕」はどこからくるのだろう。

「来た、見た、勝った」

どこか、この茶番に対するカエサルの気持ちが滲み出た言葉のようにも感じる。














(・ω・) ということで、今回のおすすめ商品は、
ドゥルルルルルルルルルルルルルルルーー
(・ω・)ノこちら!

「NALGENE コーヒービーンズキャニスター 150g(0.5L) / 91285 クリアブラック」

これは、旅行の時にコーヒー豆を入れる容器として使用している。

ナルゲンボトルは、キャップと本体のねじ山がしっかり食い込んで液漏れを防ぎます。
パッキンも不要なため衛生面も安心です。

“HP|Nalgene„

昔、ふらっと寄ったアウトドアショップで目に飛び込んできたブルーのボトル。

「nalgene(ナルゲン) カラーボトル 広口0.5L トライタンボトル」

あまりに色が好みだったために、すぐに購入。

よくよく調べてみると、ナルゲンボトルというものであるらしく、上記のような特徴をもっていることを知った。

それ以降は、ナルゲンボトルばかりを購入している。

コーヒービーンズキャニスターは、その気密性からコーヒー豆の携帯にぴったりであった。

他にも、いろんな容量のものがラインアップされていて、小さいボトルをMCTオイル携帯用に使用している。

また、似たようなものが色んなメーカーから出ている。

もしかしたら、機能面で左程差がないのかもしれない。

でも、世界中で愛されているナルゲンボトルだけに、購入後の満足感がある。

結構購入したが、どれ一つ壊れて捨ててしまったというものはない。

大事に使用しているつもりはないが、丈夫である。

おススメですよ!

それでは、また
(・ω・)ノ




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